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第1回瞑想体験会

3月15日(日)の午後、第1回目のメンタルトレーナーと行う「瞑想体験会」を行いました。
5名の地元の方がお集まり下さり、心身をリラックスさせ、スッキリする瞑想と、呼吸を数えながら行う集中力を高める瞑想を体験しました。

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1回の瞑想は10分ほどですが、どなたも終わった後は「スッキリした!」との感想が共通していました。

終わった後も質問や気付きの共有、今後地元を同盛り上げていったらよいか、などいろいろは情報交換の場になりました。

次回は3月18日(水)午前10時〜11時

その次は3月29日(日)午後3時〜4時に行います。

メンター養成研修(気仙)

8月26日〜27日にジョブカフェいわて様からの委嘱により、大船渡市近郊の気仙地区の中小企業の若手育成者を対象に、メンター養成研修の講師として出講いたしました。
栃木からは東北新幹線で一関まで行って、そこから気仙沼まで行って、そこからばBRTというバスに乗り換えます。

IMG_5617.jpgBRTとは Bus Rapid Transitの頭文字を取ったもので、鉄道路線の跡をバスが走れるように舗装道路にしたバス専用道路を走る交通システムです。気仙沼から南北に走っています。
気仙沼から大船渡方面へは、BRTはほとんど一般道を走りますが、専用道路(元鉄道だったところ)を走るときは揺れも少なく快適でした。電気で走るバスもあるとのこと。

IMG_5632.jpg大船渡に着いたのはとっぷり日が暮れてからで、あたりの様子は気配でしか感じられなかったのですが、翌朝に外へ出てみるとホテルの周りはまだ更地状態でした。
津波の被害の大きさを感じて心が痛みました。嵩上げした土地でないと、新たに建物が立てられないそうで、残っている鉄筋コンクリートの建物も、いずれ建て替えるのだそうです。

DSCN5082.jpg今回は気仙地区の20代から30代の若手育成者が20人以上集まってくださいました。
これまでと印象が異なったのは、開始前から会場内で自主的に名刺交換が始まったこと。このような合同研修では、異業種の人たちが同じ会場で学ぶのですが、研修に慣れていないこともあって、知らない人に声を掛けるということはほとんどの会場で起こりません。(講師が促してもです)
受講者の方々がとても明るく、積極的に人とコミュニケーションを取ろうとするところは、他の会合と違っていました。
気仙地区の人の気質なのか、それとも震災から立ち直る過程でそのような人との関わりをするようになったのかはわかりませんが、受講者の方々の強いエネルギーを感じました。

2日間に渡って、メンターとしての「あり方」と、それを支える「考え方」、そしてメンティーと関わってヤル気を引き出し、効果的な指導をしていくためのコミュニケーション・スキルを、実践演習を中心に学びました。

1日目に地元新聞の東海新報さんから取材を受け、2日目の朝刊に研修の様子が掲載されました。
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30代 キャリア研修に登壇しました

IMG_5605.jpg8月22〜23日に化学メーカー様の30代キャリア研修講師として登壇しました。
5年間に渡り講師指名を頂いているお客さまです。大変ありがたいことです。

今回は研修所を会場とした合宿研修です。このようなテーマの研修は、通常の業務と環境を変えることで、より自分と向き合い、客観的に自分を捉えることができるようになります。交通費や宿泊費はかかりますがより高い研修効果を得ることができます。

IMG_5603.jpg今回の研修所は伊豆の温泉地にあり、通常の業務から離れ、リラックスした雰囲気での研修となりました。

今回の研修に集まって下さったのは、30歳から、今年40歳となる現在30代の方々。
30歳になったばかりの人と、まもなく40代に入ろうとする人では
キャリアの捉え方や課題が異なるところもありますが、どちらも中堅として会社の業務を引っ張り、後輩や部下のヤル気を引き出すお手本となる存在として期待されるということは同じです。

20代は、とにかく上司から言われたことをきっちりこなせるようになることが大切です。そもそも経験が少ないですから、ガムシャラに仕事に取り組む姿勢が大切で、その経験を通じて、知識やスキルが蓄積されていき、30代以降に自律的に仕事を進めていくための基礎が出来ます。

30代に入ると、学び方や姿勢を見直す必要があることを研修では伝えています。
20代はガムシャラに仕事に取り組むことで成長できますが、30代で同じことをやっていても会社や組織の期待には応えられません。それを知らずに一所懸命やっていても、本人の「汗のかき方」が上司が期待したかき方と異なれば評価されません。一方、上司とのコミュニケーションが充分でなく、自分の基準で一所懸命やって、汗をかいても評価されないとなれば、本人のモチベーションは下がります。

DSCN5047.jpg30代は、仕事ができるようになってくるだけに、その知識やスキルをどの方向で発揮していくかが大切になります。
研修では、上司の期待の方向性と自分がやっていこうとしていることの方向性をすり合わせることの大切さを演習を通じて理解してもらいます。

それだけでなく、自分で主体的に成長していく方向性を決め、その中で環境との調和を図り、社会や組織の求めに応じた役割を自ら発揮しながら経験を積む意識がなければ、30代に期待される成長はできません。

この当事者意識ができるかどうかがポイントです。つまり、仕事が他人事の意識なら、仕事は「言われてやるもの」ですし、自分事になっている人は「自ら主体的に」取り組みます。自分事の仕事の意識を持てるかどうか、これが30代の成長を決めます。

1日目の研修は、9時前に始まり、終了は21時。最後の演習のグループディスカッションのときも、集中力が途切れず、楽しみながら演習に取り組む受講者の方々の姿が印象的でした。

2日目は、自分の強みを活かした3年後の目標を決め、そこへ至るための実行計画を作成。

毎回最後に決意表明をしてもらうのですが、「これまでこんなふうに自分自身の人生と向き合うことはなかった」と新鮮な感想を述べる人もいれば、理想の職場のイメージをありありと語り、「月曜日に会社に行ったら、まずその実現のためのミーティングを提案する」と宣言する人もいて、今回は、どなたからも職場の具体的課題に接続した行動計画が述べられ、これからの成長に期待が持てる2日間でした。

40歳 キャリア研修

IMG_5590.jpg8月19〜20日の2日間、都内の会場で食品メーカー様の40歳のキャリア研修講師として登壇させて頂きました。

40歳は不惑の歳と言われますが、実際にはどうでしょう?
私は40歳のときは、自分の将来のキャリアについて迷うあまりうつ病になりました。
そこから立ち直るプロセスで、自分が進む方向性を確信出来たので、
結果として不惑の歳となりましたが、これからの自分の人生を決めるに当たっては、
多くの場合苦痛や混乱が伴います。

特に30代と異なり40代は、
・子供が成長して教育コストがかかる
・住宅ローンはまだまだ残っている
・家族の教育を考え単身赴任の転勤を選択する
・仕事での立場や責任が重くなり、日々決断を迫られる
・上司として部下や後輩の指導の機会が増え、自分の仕事で成果を上げる働き方から、チームで成果を求められる役割に変わっていく
・同期入社の仲間と徐々に昇進や給与の差がついてきてそれを実感する

などなど。。。

30代と比べて多くの制限を抱え、しかもそれらが自分自身でコントロール出来ないと考えるとストレスも強く感じます。

一方で、40代の人材は、知識やスキル、経験を充分に蓄積しており、気力・体力ともに充分ある人達です。給与も高いので、40代の人たちは業績への影響が大きい年代です。
会社では一番頑張ってもらわねばなりません。

IMG_5594.jpgそのような人たちが持てる能力を充分発揮し、パフォーマンスを高めるため、
自分は何が強みで得意なのか、それを会社が求める方向性を理解し、自分の個性をどのように発揮していくか、それを自覚したうえで、将来どうありたいのか?を決めるのがおおまかな研修の流れです。

研修では、将来の自分の方向性を決め、何のために自分は働くのか?という本来の働く目的まで考えさせることによって、自律的に自分のモチベーションを保ち、自分で定めた目標に向かって行動を継続できるようにしていきます。

今回の受講者の最後の決意表明で、一番印象に残ったこと。

ある受講生がこう言ってくれました。

「今、皆んなが発表した計画が全て実現できたら、ウチの会社はものすごい会社になる!」

まさにその通り。
与えられた目標でなく、
自分で決め、自ら実行する計画だから、ヤル気が出るし、成果も上がるのです。

近い将来テレビやメディアで彼らの活躍を知る日が来るでしょう。
彼らの5年後が楽しみな2日間でした。

30歳 キャリア研修

8月5日〜6日の2日間、都内の会場にて食品メーカー様向けでキャリア研修の講師として登壇しました。IMG_5529.jpg
対象になったのは、今年30歳を迎える中堅社員の方々。

キャリア研修というと、自分のこれまでのキャリアの棚卸しをし、自らの強みと課題を明確にして、それを活かして数年先のビジョンと具体的目標を作り、モチベーションを高める、という流れが多いです。
今回は10年先の自分がどうなっているか、つまり40歳のときの自分はどのように活躍しているか、それを理想像として、そこから逆算し、今何をすべきか?という観点で考えました。

30代は20代の後輩と40代のベテランに挟まれながら、20代にとってはよき先輩役であり、40代のリーダーからは、言われて働くのではなく、主体的に上司が言わないことまで感じ取って、会社をよりよくするための提言をして、周囲を巻き込みながら業績を上げる存在になってほしい…など、周囲からの要求や期待が多くなります。

また、結婚や出産、マイホームを持つなど、生活面での変化も多くある年代です。

仕事の経験も増えてきて、一人でそこそこのことができるようになってきますが、忙しいため将来のことを考える時間がありません。

とはいえ、仕事を終えると、自分はこのままでいいのか?という思いに囚われたり、将来の進路(エキスパートかマネジメントか?)で悩むこともあります。

このような悩みには一つの正解がなく、自分と向き合いながら自分で答えを出していかねば解決することができません。

これがわからずに、外側に答えを探す(自分探しや適職探し)ことにエネルギーを費やしたり、答えを探すのに疲れてしまったりして、仕事の生産性が下がります。
この悩みがメンタルダウンや離職につながることもあります。

このような30代からの悩みを事前に解消し、将来の自分の理想の生き方、働き方を考えるのが今回の研修でした。

女性も多く参加され、10年後には管理職になって、今職場で直面している課題を解決する組織をリードしている自分の姿をビジョンに描いた人も多くいらっしゃいました。女性の労働力活用が国家プロジェクトになっていますが、非常に頼もしい人財がいることに、私が勇気付けられました。

メンター養成研修(宮古)

ジョブカフェいわて様からの委嘱により、宮古市近郊の中小企業の若手育成者を対象に、メンター養成研修の講師として出講いたしました。会場の宮古市総合体育館シーアリーナは、船をかたどったデザイン。2日目には梅雨も明けて、さわやかな夏空。駅前通りには、大漁旗が。
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2日間の研修には15名の地元の若手育成者が集合。育成意識の高い思いやりのある方ばかりで、自分がこの歳にこの素直さと意識の高さを持っていただろうかと関心させられました。また、忙しい業務を離れて、研修に派遣してくださる会社の上司の方の判断にも感謝します。
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私は毎年1,500人ほどの受講者の方々と全国でお目にかかりますが、地方に出向く度に、素直で優秀な人と出会う印象を持ちます。大都市の大企業より、地元に残って働く人の方が、地元愛に溢れ、家族を思う優しい気持ちを持った人が多いからなのかもしれません。
研修では、メンター(育成者)となるための意識や考え方、それを実践するために何が必要なのかをゲーム形式の演習の中で気付き、職場で実践していくために必要なコミュニケーション・スキルをさらに実践演習を通して身につけました。
最後には一人ひとりが2日間の学びと気付き、これからの実践の決意を表明し、研修を締めくくりました。

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宮古といえば海産物。ウニやホタテがおいしいところです。私は20数年ぶりに訪れましたが、ウニの美味しさが忘れられませんでしたが、今回も宮古のウニは感動的な美味しさでした。感謝。

40台キャリア研修

名古屋にてある住宅メーカー様の40歳のキャリア研修講師として出講させて頂きました。
昨年から登壇させて頂いているプログラムです。

65歳が定年と考えると40歳時点はサラリーマンとしてのキャリアの半分も来ていないことがわかります。私は自分の経験からサラリーマンとしての可能性が開花していくのは40代だと思っています。つまり、40代にどれだけ頑張ったかで、残りの人生が決まる。仕事の経験を積んで、知識やスキルも高まり、周囲からの期待もある。組織を任されるようにもなってきて、気力・体力ともに充実して仕事ができる時期です。

一方、すでに家族がいて、住宅ローンなどもあったり、いろいろな人生の制限がある中で、残りの仕事人生をどのように働くのか、自分の働き方、生き方の方向性を見極め、何にエネルギーを集中させるかを決めていくことが、残りの25年間を幸せに働くために必要です。これらを確信することが仕事へのモチベーションを高めることにつながるのです。

会社で一番忙しい方々に二日間、仕事を抜けて集まってもらうことは大変ですが、結果としてこの年代の方々の迷いがなくなり、モチベーションが上がって主体的に行動できるようになることが、周囲によい影響を与え、結果的に組織の生産性を高めます。今、私にとって最もやりがいを感じる対象層です。今後当社では40代、50代の働き盛りの方々のモチベーションを高めるためのコンテンツ展開に注力していきます。

栄の夜は不夜城のような明るさでした。名古屋活気がありますね。
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メンター養成研修(釜石)

ジョブカフェいわて様からの委嘱により、釜石市近郊の中小企業の若手育成者を対象に、メンター養成研修の講師として出講いたしました。
釜石は津波の被害が大きかったところ。復興は進んでいますが、街なかには津波の爪あとを感じさせる箇所も。。。
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研修は2日間。初日にメンターとしての意識を醸成し、メンタリングに必要なスキルの実践トレーニングを行います。2日目は、1日目で身につけたことを職場で実践できるように、仕事のやり方や考えかたを実践演習を通じて体感的に理解し、最後に自分の仕事へとつなげていきます。
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釜石は、心優しい受講者が多かった印象を受けました。
特に震災復興事業に携わっている若者の意識の高さと優しさには心を打たれました。
こういう若者を応援しなければ。。。と思いを強くしました。