8月26日〜27日に岩手県大船渡市で、ジョブカフェいわて様主催の、メンター養成研修の講師として登壇致しました。
地元新聞の東海新報様より取材を受け、研修の様子が8月27日の朝刊に掲載されました。
月別アーカイブ: 2014年8月
30代 キャリア研修に登壇しました
8月22〜23日に化学メーカー様の30代キャリア研修講師として登壇しました。
5年間に渡り講師指名を頂いているお客さまです。大変ありがたいことです。
今回は研修所を会場とした合宿研修です。このようなテーマの研修は、通常の業務と環境を変えることで、より自分と向き合い、客観的に自分を捉えることができるようになります。交通費や宿泊費はかかりますがより高い研修効果を得ることができます。
今回の研修所は伊豆の温泉地にあり、通常の業務から離れ、リラックスした雰囲気での研修となりました。
今回の研修に集まって下さったのは、30歳から、今年40歳となる現在30代の方々。
30歳になったばかりの人と、まもなく40代に入ろうとする人では
キャリアの捉え方や課題が異なるところもありますが、どちらも中堅として会社の業務を引っ張り、後輩や部下のヤル気を引き出すお手本となる存在として期待されるということは同じです。
20代は、とにかく上司から言われたことをきっちりこなせるようになることが大切です。そもそも経験が少ないですから、ガムシャラに仕事に取り組む姿勢が大切で、その経験を通じて、知識やスキルが蓄積されていき、30代以降に自律的に仕事を進めていくための基礎が出来ます。
30代に入ると、学び方や姿勢を見直す必要があることを研修では伝えています。
20代はガムシャラに仕事に取り組むことで成長できますが、30代で同じことをやっていても会社や組織の期待には応えられません。それを知らずに一所懸命やっていても、本人の「汗のかき方」が上司が期待したかき方と異なれば評価されません。一方、上司とのコミュニケーションが充分でなく、自分の基準で一所懸命やって、汗をかいても評価されないとなれば、本人のモチベーションは下がります。
30代は、仕事ができるようになってくるだけに、その知識やスキルをどの方向で発揮していくかが大切になります。
研修では、上司の期待の方向性と自分がやっていこうとしていることの方向性をすり合わせることの大切さを演習を通じて理解してもらいます。
それだけでなく、自分で主体的に成長していく方向性を決め、その中で環境との調和を図り、社会や組織の求めに応じた役割を自ら発揮しながら経験を積む意識がなければ、30代に期待される成長はできません。
この当事者意識ができるかどうかがポイントです。つまり、仕事が他人事の意識なら、仕事は「言われてやるもの」ですし、自分事になっている人は「自ら主体的に」取り組みます。自分事の仕事の意識を持てるかどうか、これが30代の成長を決めます。
1日目の研修は、9時前に始まり、終了は21時。最後の演習のグループディスカッションのときも、集中力が途切れず、楽しみながら演習に取り組む受講者の方々の姿が印象的でした。
2日目は、自分の強みを活かした3年後の目標を決め、そこへ至るための実行計画を作成。
毎回最後に決意表明をしてもらうのですが、「これまでこんなふうに自分自身の人生と向き合うことはなかった」と新鮮な感想を述べる人もいれば、理想の職場のイメージをありありと語り、「月曜日に会社に行ったら、まずその実現のためのミーティングを提案する」と宣言する人もいて、今回は、どなたからも職場の具体的課題に接続した行動計画が述べられ、これからの成長に期待が持てる2日間でした。
40歳 キャリア研修
8月19〜20日の2日間、都内の会場で食品メーカー様の40歳のキャリア研修講師として登壇させて頂きました。
40歳は不惑の歳と言われますが、実際にはどうでしょう?
私は40歳のときは、自分の将来のキャリアについて迷うあまりうつ病になりました。
そこから立ち直るプロセスで、自分が進む方向性を確信出来たので、
結果として不惑の歳となりましたが、これからの自分の人生を決めるに当たっては、
多くの場合苦痛や混乱が伴います。
特に30代と異なり40代は、
・子供が成長して教育コストがかかる
・住宅ローンはまだまだ残っている
・家族の教育を考え単身赴任の転勤を選択する
・仕事での立場や責任が重くなり、日々決断を迫られる
・上司として部下や後輩の指導の機会が増え、自分の仕事で成果を上げる働き方から、チームで成果を求められる役割に変わっていく
・同期入社の仲間と徐々に昇進や給与の差がついてきてそれを実感する
などなど。。。
30代と比べて多くの制限を抱え、しかもそれらが自分自身でコントロール出来ないと考えるとストレスも強く感じます。
一方で、40代の人材は、知識やスキル、経験を充分に蓄積しており、気力・体力ともに充分ある人達です。給与も高いので、40代の人たちは業績への影響が大きい年代です。
会社では一番頑張ってもらわねばなりません。
そのような人たちが持てる能力を充分発揮し、パフォーマンスを高めるため、
自分は何が強みで得意なのか、それを会社が求める方向性を理解し、自分の個性をどのように発揮していくか、それを自覚したうえで、将来どうありたいのか?を決めるのがおおまかな研修の流れです。
研修では、将来の自分の方向性を決め、何のために自分は働くのか?という本来の働く目的まで考えさせることによって、自律的に自分のモチベーションを保ち、自分で定めた目標に向かって行動を継続できるようにしていきます。
今回の受講者の最後の決意表明で、一番印象に残ったこと。
ある受講生がこう言ってくれました。
「今、皆んなが発表した計画が全て実現できたら、ウチの会社はものすごい会社になる!」
まさにその通り。
与えられた目標でなく、
自分で決め、自ら実行する計画だから、ヤル気が出るし、成果も上がるのです。
近い将来テレビやメディアで彼らの活躍を知る日が来るでしょう。
彼らの5年後が楽しみな2日間でした。
ありのままで社会に貢献するということ
■ありのままの自分で社会や組織に貢献するということ
「ありのままに...」「ありのままで...」この言葉はもしかしたら、2014年の流行語大賞になるのかもしれません。
私たちが「アナと雪の女王」に感動し、ありのままで生きることを求めてやまないのは、どうしてでしょう。私自身はありのままで生きることを願ってそれを追求する中で、挫折し、苦難を乗り越えて、20年くらいもがき続ける人生だったと思います。50歳を超えて、「ありのままに生きる」ということにようやく答えを出すことができました。
ただ、自分を犠牲にして会社のために働くことは避けなければなりませんが、反対に、自分を大切にするあまり、やりたくない仕事をやらないとか、自分のやりたいことだけをやる、ということは単なるわがままに過ぎません。私たちが自分らしく活き活きと働くためには、まず、一人ひとり異なる「自分らしさ」を自覚し、「自分らしさ」をどのような目的で発揮していくかが大切です。
それは
「世のため人のために、自分が好きで得意なこと、すなわち個性と強みを活かして働く」
ということです。
「ありのままでいる」という状態は私たちが自分らしくあり、内外が一致している状態です。
これを実現するために大切なことがあります。
それは「利他の心」すなわち、優しい思いやりの心を持つということ。そして、誰の前に出ても、自分がやっていることとその目的を大きな声で堂々と語れるような公明正大な動機で、ひたむきに自分の仕事に取り組むこと。
これが私たちがどんなときでも自分らしくあり、活き活きと働けるようになるためのカギであり、私たちが研修やセミナー、コーチングなどのサービスを通じて世に広めていきたい価値観なのです。
メンタルトレーナー 浅見広明
設立1周年を迎えました
本日、設立1周年を迎えました。
創業から7年、法人組織として1年間なんとかやってこられたのも、お仕事でお声がけ下さるお客さま、研修を受講して下さる受講生の皆さま、そして応援して下さる皆さま、普段から私を支えてくれ勇気付けてくれる家族のおかげです。心から感謝します。皆さまに手を合わせ、頭を下げてお礼を伝えたい気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
この1年間は事務所兼セッション・セミナールームを作るところから始まりました。
これまで思い描いていた自分の理想の仕事場が形に出来た反面、充分な活用が出来たとはいえないところも多くあ りました。
原因は自分のエネルギーを集中させるポイントがまだぼんやりしていたからです。
気高い思いで目の前に見えるまで考え抜いていなかった。
まず「善きことを思う」を実践し続けたおかげか、2013年秋に51歳にして娘を授かりました。
そして、彼女を育てるプロセスで、当社のミッションである「人材育成」の本質に触れる機会を頂きました。
家族が1人増え、一緒に過ごすことで得られる喜びと充実感は、私をより幸せにしてくれ、その内面の変化が日々触れ合う人たちに何らかの形で伝わり、仕事の現場から頂くフィードバックで更に勇気をもらい、それが家族にも伝わり、より幸せを実感する…というポジティブなループの渦中にいるようです。
もちろん幸せなことだけではありません。全てが思い通り、期待通りに運んだわけではありません。
しかし、新しい制約や制限、そして責任を自覚したことによって、「考える」機会が増え、その過程で制限や制約の捉え方が変わってきました。
人が物事を成し遂げたり、創造性を発揮するために「制約や制限」が大切な要素であることがわかってきたのです。
そして、考え続けることによって、更に当社のミッションが具体的になり、言語化して発信することもできるように なってきました。
私たちの使命感は、育成の場でエネルギーとして人へ伝わり、
自分の仕事に自信と誇りを持って活き活きと働き、社会に貢献する、という価値観を持って日々仕事に取り組む人を少しずつ増やしています。
仕事を終える度に、一日の反省をします。毎回パーフェクトをイメージし、そこを目指していますが、満足することはありません。質を高めていくほど、新たな課題が見えてくるからです。
しかし、この課題を自覚して、それに挑戦し続けることこそ私たちを成長させる原動力であり、謙虚に課題に取り組む姿勢を保とうとするからこそ、私たちは成長できます。
終わりはありませんが、「自分の仕事に誇りとやりがいを持って、活き活きと働く人を1人でも多く増やす」という大きな目的に向かっていることを考えると勇気が出ますし、全ての出来事から学ぶことができます。
新しい1年は、一緒に働く仲間を更に増やし、業界の発展、意識向上にも貢献できる存在でありたいです。
そして、誰もが誇りとやりがいをもって活き活きと働ける社会の実現に貢献していきます。
今後も当社の理念と活動に共感下されば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
セレンディピティ株式会社
代表取締役 メンタルトレーナー 浅見広明
30歳 キャリア研修
8月5日〜6日の2日間、都内の会場にて食品メーカー様向けでキャリア研修の講師として登壇しました。
対象になったのは、今年30歳を迎える中堅社員の方々。
キャリア研修というと、自分のこれまでのキャリアの棚卸しをし、自らの強みと課題を明確にして、それを活かして数年先のビジョンと具体的目標を作り、モチベーションを高める、という流れが多いです。
今回は10年先の自分がどうなっているか、つまり40歳のときの自分はどのように活躍しているか、それを理想像として、そこから逆算し、今何をすべきか?という観点で考えました。
30代は20代の後輩と40代のベテランに挟まれながら、20代にとってはよき先輩役であり、40代のリーダーからは、言われて働くのではなく、主体的に上司が言わないことまで感じ取って、会社をよりよくするための提言をして、周囲を巻き込みながら業績を上げる存在になってほしい…など、周囲からの要求や期待が多くなります。
また、結婚や出産、マイホームを持つなど、生活面での変化も多くある年代です。
仕事の経験も増えてきて、一人でそこそこのことができるようになってきますが、忙しいため将来のことを考える時間がありません。
とはいえ、仕事を終えると、自分はこのままでいいのか?という思いに囚われたり、将来の進路(エキスパートかマネジメントか?)で悩むこともあります。
このような悩みには一つの正解がなく、自分と向き合いながら自分で答えを出していかねば解決することができません。
これがわからずに、外側に答えを探す(自分探しや適職探し)ことにエネルギーを費やしたり、答えを探すのに疲れてしまったりして、仕事の生産性が下がります。
この悩みがメンタルダウンや離職につながることもあります。
このような30代からの悩みを事前に解消し、将来の自分の理想の生き方、働き方を考えるのが今回の研修でした。
女性も多く参加され、10年後には管理職になって、今職場で直面している課題を解決する組織をリードしている自分の姿をビジョンに描いた人も多くいらっしゃいました。女性の労働力活用が国家プロジェクトになっていますが、非常に頼もしい人財がいることに、私が勇気付けられました。
新HPを公開しました
セレンディピティ株式会社の新HPを公開しました。
製作は宇都宮市の株式会社エスコさんです。
当社創業後HP作成は3度目になりますが
これまでで一番満足いく出来上がりになっています。
3月からお付き合い下さった担当の松谷さん
社長の川又さんに心から感謝致します。
随時更新し情報発進していきます。
人材育成に関する情報収集窓口の一つとして
そして
人材育成のヒントを得るための「使える情報源」として
ご活用頂ければと存じます。
今後とも当社をどうぞよろしくお願いいたします。
セレンディピティ株式会社
代表取締役 浅見広明