月別アーカイブ: 2010年2月

【コーチング】24時間以内にやると決めていること

みなさん、こんにちは。

No.2育成専門コーチの浅見広明です。

今、大阪に向かう新幹線でこれを書いています。

先週は佐野市、小山市と隣町で2日続けて講演の機会を頂きました。

私は、講演やセミナーで名刺交換した方には、挨拶ハガキを書きます。
出来るだけ24時間以内に書いて出すように心がけています。

もちろん、私の講演を聴きに来てくださったことへのお礼のメッセージとして、一枚いちまいその方の様子を思い出しながら、心をこめて書きます。

もちろん手書きです。

昨日もお目にかかった方へのハガキを20枚強出しました。

24時間以内を心がけている理由は、「その方の様子を思い出しながら」書くことを大切にしているから。

忙しいときには、何日か空いてしまうこともあるのですが、そうするとその方がどんな方だったか思い出せないことがあるので、出来るだけその日のうちに、それが出来なければ次の日に書くようにしています。

その方のことを思い出せない状態で書いても、儀礼的な文章しか書けませんし、それではもらった方にもお礼の気持ちは伝わらないと思っているからです。

挨拶ハガキを書くことは、私にとってはとても大切な仕事の一つになっています。
仕事がら出張が多いので、事務所の机に向かって書ける機会はあまりないです。

そのため、普段からカバンに挨拶用のハガキ(写真入り)と切手をまとめた「お手紙セット」を入れておき、移動中の電車の中や、ちょっとした隙間時間に書いています。

ですから、地元の栃木とは全然違う消印が押されているハガキを受け取る方もいるはずです(笑)。
あちこち飛び回っているんだなと思ってください。

同じように挨拶ハガキを下さる人がいらっしゃいます。ほとんどが、お忙しいはずの経営者の方々です。

そういう方からハガキを頂き、しかも自分が出すより早く、つまり会った次の日の午前中とかに届いたりすると、「あ~、やられた(笑)」という感じです。

でも、ハガキを下さった方の顔はそれで忘れることはありませんし、そういった方のハガキにはとても心のこもった工夫がこらしてあるものですから、私にとってもいろいろ学べる機会になるわけです。

毛筆で手書きの挨拶状を下さる方もいらしゃいます。お忙しい経営者のはずなのに、そういうハガキを下さる方は、仕事のやり方や時間の使い方が上手なんだろうな、ということまでわかります。

たった一枚のハガキなのに、書いた方の人柄や仕事ぶりまで伝わるわけです。

スゴイことですよね。

私はもっぱらペンなので、毛筆の挨拶ハガキは憧れです。

そんなハガキを頂いた方とは、次にお目にかかったときに、必ずハガキを頂いたお礼の話をします。
相手の方も私が出したハガキのことを覚えていて下さいますし、ハガキの話をするだけで関係が深まるように感じます。

似たようなサービスがあふれている現在では、「思い出される力」というのは、仕事をする上で、とても大事だと思います。

特に理由はないけど、なにかあったときに、ふと頭に思い浮かぶ。そんなところから仕事に発展することだってあります。

仕事うんぬんより、心のつながりを大事にしている人間である、ということが伝わるのがいいのかな、と言う気がします。

そういう人に、仕事を頼みたくなるから、ふとしたときに思い出すのかもしれませんね。

みなさんも、挨拶ハガキ、習慣にされることをオススメします。
24時間以内に出すというのは、自分を甘やかさず戒めるためのよい習慣にもなりますし。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

うまく行っている会社には理由がありました。
仕事を通じて過去に数百社を見てきて私たち。上手くいっている会社には、共通の理由がありました。それは「最高のチームをつくる」ことに時間とエネルギーが費やされて

いるということ。言い換えると「No.2の育成」が、しっかりと行われていたのです。

私たちは、経営者の右腕になる「No.2」を育てることを専門としたコーチング技術で、経営者が「やりたい仕事」に専念できる組織づくりを支援しています。

そして、ナンバー2の育成を通して、経営者をはじめ全社員が目を輝かせながら働く元気な会社を1000社誕生させます。

CAPTAIN No.2 浅見広明

【コーチング】「孫悟空」をどう教育するか

みなさん、こんにちは。

No.2育成専門コーチの浅見広明です。

スノーボードの国母選手。
毎日やってくれますね(笑)

私が取り組んでいたモーグルと同じように、スノーボードも新しい競技です。ともに発展途上にあると思います。
両者には共通したところがあって、既存の枠組みにとらわれず、「自分らしさ」を表現したくて取り組む選手が多いです。
アルペン競技からモーグルに転向した私自身がそうでしたし、よくわかります。

誤解を恐れず言えば、いわゆる「優等生のスポーツ」ではありませんでしたから(笑)、取り組む選手達もちょっとワルっぽかったりするところがあります。
また、自分らしさを表現することが大切ですから、意に反したことは素直に受け入れない選手もいるかもしれません。私は昔はそんなタイプでしたね(笑)。

ですから、国母選手のあり方がとてもよく分かる気がします。

まず、バンクーバー到着時の着崩しファッションですが、ユニフォームをよくぞあそこまで個性的に着崩したもんだ、と関心しました。
ネクタイの緩め方なんて絶妙ですし、だらしない格好で人からどうみえているか関心がないのではなく、「めちゃめちゃ意識している」着こなしだと私は感じました。

ただし、「場」には合っていなかった。

指導者達が誰もあの服装に気付かなかったのか、それとも気付いていたけど言わなかったのか…

このブログを読んで下さっている方の多くは経営者の方か、あるいは部下のいらっしゃる方でしょう。
部下に「国母社員」が現れたらどうしますか?(笑)

もしかしたら、既にいて、手を焼いていたりして…

部下指導で困っている経営者の方から、こんなショッキングな声を聞いたことがあります。

「(問題のある部下を再教育したいのだが、)社内に不協和音が出るのが怖い」と。

確かに事情はわかるのですが、これでは、組織はよくなっていきませんよね。

国母選手は孫悟空のようです。そう、「ボードに乗った孫悟空」。
すごい力を持っているのだけれども、その使い方がまだ十分わかっていない。自分の力を正しい方向に使っていないこともある。

孫悟空には、三蔵法師というお師匠さまがいました。三蔵法師が孫悟空に「正しいこととはなにか」を説いて教えていくわけです。

言葉で言ってもわからないときには、呪文で縮まる金の輪で、頭を締め付けて「体でわからせる」のですね。

三蔵法師さまは、孫悟空の実力を認めたからこそ旅を通じて教育し、旅の中で孫悟空も徳を高めていったのでしょう。自分の力を人のために使うということの価値に気付いていくわけです。

国母選手はまだ三蔵法師のように、「本気で自分を叱ってくれる指導者」に出会っていないのかもしれません。

人材育成は技術や知識をつける支援という側面と、人間性を磨いていくという側面があります。この両方が大切ですが、成功しているチームのリーダーのやり方は、むしろ技術的な指導よりも、人間性を高めるための指導に重点がおかれているように見えます。

以前ブログでご紹介した、元帝京高校サッカー部の古沼監督の育成方法がそうですし、最近の例で言えば、菊池雄星選手を育てた、花巻干菓子高等学校の佐々木監督も生徒の人間性を高める指導を重視されているそうです。

菊池雄星選手や、イチロー選手、他の例ではゴルフの石川遼選手などを見ると、技術と人間性をとても高い次元でバランスさせていることがわかると思います。

人間性を高めるための教育は、ただ知識や答えを教えるだけの教育とは異なります。
相手に本気で関わる覚悟が要ります。
相手との関係性が悪くなるのを恐れるようでは本気で相手に関われません。

そして、正しいことを指導者が自らやってみせることが大切です。

人と本気で関われるようになるためのコミュニケーションのヒントは、ちょっとしたことです。

「冷静に叱る」ことであったり、相手の言い分を訊いてから、よいところを認めたうえで、改善すべきことをシンプルに伝えるなどです。

そういった関わりを「意識的に」行うことで人間が本来持っている素直さが引き出せるものです。

頑固だったり、素直さに欠けたりして、指導しても聞く耳を持たない若者もいますが、それは指導のやり方に問題があるのと、指導する側が自分さえ出来ていないことを押し付けるから。

ですから、指導者は自分を厳しく律する必要があります。リーダーシップを発揮する前に、自分自身に対してリーダーシップが取れているかを確かめるのです。

強制で部下を動かしても、意識は変わらないということが、国母選手の「反省してま~す」発言からよくわかりますよね(笑)。

もし、「国母社員」が現れたときには、今日お伝えしたことを試してみて下さい。
それでも手に負えないときは、CAPTAIN No.2へご遠慮なくご相談下さい(笑)。

国母選手には、競技に集中して自分らしい滑りをしてほしいですね。
雪上でのインタビューのときの彼は、純粋な子供のような目をして、本当に楽しそうでした。本当に滑ることと跳ぶことが大好きなんだな、と伝わってきました。
あれだけ騒がれて、集中力も欠いているはずなのに、へこまず堂々としているのだから相当の大物ですね。
本番では、なにか驚くようなことをやってくれると信じています。

大人の私達は純粋に応援しましょう!

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うまく行っている会社には理由がありました。
仕事を通じて過去に数百社を見てきて私たち。上手くいっている会社には、共通の理由がありました。
それは「最高のチームをつくる」ことに時間とエネルギーが費やされているということ。言い換えると「No.2の育成」が、しっかりと行われていたのです。

私たちは、経営者の右腕になる「No.2」を育てることを専門としたコーチング技術で、経営者が「やりたい仕事」に専念できる組織づくりを支援しています。

そして、ナンバー2の育成を通して、経営者をはじめ全社員が目を輝かせながら働く元気な会社を1000社誕生させます。

CAPTAIN No.2 浅見広明

【コーチング】上村愛子選手の健闘から学べること

みなさん、こんにちは。

No.2育成専門コーチの浅見広明です。

上村選手、結果は少し残念でした。けれど、全身全霊で戦って、前回より順位を上げた彼女にエールを送りたいです。
スポンサーや支援者の方々への想いからか、気丈にインタビューに答える彼女の姿が印象的でした。

今回のオリンピックは、カナダが記録的な暖冬で、気温が高いせいで、雪がとても柔らかいようです。
テレビの映像で見た感じでは、日本の春、しかもゴールデンウイークの頃のような「ざらめ雪」に見えました。
ナイターで行われる決勝では、気温が下がって雪が硬く締まるのを予想していましたが、決勝の天気は雨。気温も下がらず、雪は柔らかなままでした。

条件は刻々変わりますし、予想どおりにはなりません。それは誰にとっても同じ。その変化に、もてる技術をうまく適応させてきた選手が優勝します。最高の技術を持っている選手が必ずしも勝てるわけではないことが、オリンピックの中継を見ているとよくわかります。

そして、大舞台で発揮する実力を支えているのは、やはり本人の「心」。
スポーツでは、メンタルタフネスやセルフコントロールといいますが、これはビジネスの世界でもそのまま通用するものです。

技術や知識など、「外側から取り入れる資源」ももちろん大切です。
一方、自分の内側にも意識を向けてみて、自分を内側から支える「目に見えない資源」が既に自分に備わっていることを認めることもとても大切です。

「外側のもの」と「内側のもの」を統合できたときに、新しい力が生まれ、人が持つ本来の力が発揮されるのです。

オリンピックネタなのに、すでにかなり形而上学的ですが(笑)、スポーツでもビジネスでも成功して、幸せな境地に至る方法はこれだと思っています。

頭で考え、解決しようしているときには、「自分の外側の資源」にしか意識が向いていません。
ですから、自分に何が足りない、とか、更に高い技術を身につけなければ...という「欠乏思考」になりがちです。
この考えにとらわれるとキリがありません。

以前の私はそうでした。
自分に足りないものを追い続けるので、どうしても人と比べる。そのためにいろいろなことにトライして、知識や技術は増えていくのですが、「自分」という存在がどんどん置き去りにされていきます。

私が「うつ」になったプロセスはまさにこれでした。
自分らしさを確立しようとするプロセスなのに、実は自分らしさをどんどんないがしろにしていたのです。

それだけでは望むものにアプローチできないと気付かせてくれるのが、「試練」です。
私の場合は「うつ」や「骨折」という試練が自分自身と向かい合う機会を与えてくれ、「欠乏思考」から開放してくれました。
自分の内側に目を向けてみると、当たり前のことに価値があることに気付き、すでにあふれるような資源を手付かずのまま持っていたことを知ったのです。

「欠けている」と信じていたのに、実は「満たされていた」のです。

上村選手が望んだ通りにならなかった理由はいくつもあると思いますが、「外側にあるもの」だけに目を向けてしまうと、「欠乏を満たそうとするスパイラル」から出られません。

「どうして、こうなんだろう?」という彼女のコメントから、あれだけやったのに、やれるだけのことをやったのに、という気持ちと、その答えを確かめてスッキリしたいという気持ちが伝わってきました。

しかし、その答えは外側にはありません。ビデオの分析からは、望んだ答えは得られないでしょう。答えが見つかったとしても、雪質がどうだったとか、着地地点がどうだった、とかの外的条件に意識が向いてしまいます。これらは自分ではコントロールできませんから、結局、運がいいとか悪いとかの結論になってしまうでしょう。

それで締めてしまうと、学びがありません。次の機会に活かせません。

神さまは、彼女が自分自身と向き合って本当の自分らしさを確かめるため試練を与えているのかもしれません。
きっと彼女はその試練を乗り越えてくれると信じています。
なぜなら、神さまは、その人が乗り越えられない試練は与えないから。

こう振り返ってみると、あの試合結果から、私達経営者が学べることがずいぶんあることに気づきました。

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うまく行っている会社には理由がありました。
仕事を通じて過去に数百社を見てきて私たち。上手くいっている会社には、共通の理由がありました。
それは「最高のチームをつくる」ことに時間とエネルギーが費やされているということ。言い換えると「No.2の育成」が、しっかりと行われていたのです。

私たちは、経営者の右腕になる「No.2」を育てることを専門としたコーチング技術で、経営者が「やりたい仕事」に専念できる組織づくりを支援しています。

そして、ナンバー2の育成を通して、経営者をはじめ全社員が目を輝かせながら働く元気な会社を1000社誕生させます。

CAPTAIN No.2 浅見広明

【コーチング】モーグルから学んだ3つの教え

みなさん、こんにちは。

No.2育成専門コーチの浅見広明です。

今日からバンクーバーオリンピックが始まります。
私は雪国の生まれで、ずっとウインタースポーツに親しんできた者なので、冬季オリンピックはとてもワクワクします。

私が応援しているのは、モーグルの上村愛子選手。

なぜなら、私自身が5年ほど前までモーグルスキーに本気で取り組んでいたからです。以前は全日本の公式大会にも出場していました。選手として上村選手と「同じ大会に出場」していたわけです(笑)。

なので、モーグル競技のルールはもちろんのこと(競技審判も勤めていました)、選手自身の大変さ、そして演技を通じて得られる充実感などを、体でわかっています。

上村選手のすべりを初めて見たのは、16年前。福島県のリステルというスキー場で行われた全日本選手権の予選大会でした。

そのとき彼女は中学生で、そのシーズン全日本スキー連盟への選手登録がまだ済んでいなかったため、競技の前走として出場していました。
ところが、当日の競技で一番スゴイ滑りを見せたのは、上村選手で(優勝した選手ではなく)、「とんでもなく才能のある娘が出てきたなぁ」という印象を受けました。

ショー的な要素が強く見えるモーグル競技ですが、実はとても戦略的です。

タイムを競うだけの競技と異なり、ターン技術、エアと呼ばれる二回のジャンプ、そしてタイムを5人の審判が採点し、合計した得点で順位が決まります。

どの要素で審判にアピールするか。時間と見せ方の調和をどのように取るか。エアは、完成度だけでなく、難易度でも点数が異なり、難しい条件化でいかに高度な技を、高い完成度で演技できるかにかかっています。

ミスが起きない範囲で安全に滑り降りたのでは、ターンで高い得点が出ても、トータルでの得点は伸びません。一方、冒険的に攻めれば、ミスを犯すリスクが高まります。

一度ミスを犯してしまうと、ギリギリの状態で攻めていますから、コースアウトしてしまうこともありますし、ミスを取り返そうとすれば、減速するしかなく点数が下がります。
ギリギリの状態でありながら、限界を超えないところで自分をコントロールできなければ、高い得点が出ないのです。

私がモーグル競技を通じて得た学びが3つあります。

一つ目は、「準備を周到にし、本番では大胆に」自分らしい演技をすること。
二つ目は、スタートしたら、「絶えず動き続けること」。それがよい吸収を保ち、質の高いターンをしながら、スピードを高めることにつながるからです。
そして、三つ目。演技中は「ハートは熱く、頭はクール」な状態を保つこと。それが高得点を挙げるためには不可欠だからです。

競技生活を送っていた当時は、この3つの教えを試合前に確認し実践していましたが、仕事をする上でもこれは共通であることに気付きました。それに気付いてからは、この「3つの教え」を忠実に守るように心がけています。

「準備を周到にし、本番では大胆に」

「ハートは熱く、頭はクール」

「絶えず動き続けること」

は、まさに経営のあり方に通じるものだと私は考えています。

万全の準備をするから、不安なく大胆に本番に取り組める。

仕事への熱い想いは必要不可欠ですが、自分を見失ってはいけません。いつでも自分の状態に気付けるように、頭はクールでいることが大事。頭と体(心)がつながった状態でいることが、迷わず冷静に判断できるために役に立つはずです。

私たちの周囲の環境は、絶えず変化し続けます。その流れを積極的にリードするためには、私たちが変化を先取りし、自らが先に変化を起こしていくことが重要です。

まさに、これが、スキーの先端から雪面の圧力を感じ取りながら、積極的にコブを吸収したり、コブの裏側に圧力を掛けていくような体感覚と共通するのですが、あまりにも専門的すぎるため、今回は割愛します(笑)

上村選手ならこの感覚にきっと共感してくれるでしょう。

コーチという立場で彼女を観察していて、実はとても心配でした。
頭で考えて正解を探すあまり、本来の自分らしさを失っているように見えたからです。
それは彼女のインタビューの答えに現れていました。

「考え」とか「わからない」という言葉を彼女はしばしば使っているのが気になりました。調子がよい選手は、その調子のよさを体で感じるもので、何をどうしたら調子がよいとか、どこがどうだから調子がよいなどとは説明できないものなのです。

一方で、調子が出ないときには、その原因をどこかに探そう、それを直そうとするのですが、一つの原因は見つかりません。だから「考える」し、その結果得られるのは、多くの場合「わからない」なのです。

だから、私自身がメンタル面でのコーチをしてあげたかった。

残念ながら植村選手とそのつながりはもてませんでしたが、バンクーバーに渡った彼女は、とてもスッキリとした様子でインタビューに応えていました。本来の彼女らしさに気付いて、それを保つことが自分にとって大切なのだと気付いたようです。

彼女には、こんなことを思い出しながら、自分の中心とつながりながら、スタート台でこんなことをイメージして欲しいと思います。

自分が一番いい滑りをした時の状態を思い出して、

そのとき見えた景色、

応援してくれる観衆の姿、

聞こえた歓声、

そして、体に感じる感覚…

ゴールに滑り込んで、電光掲示板を見上げる姿、

そして、自分の名前が一番上にあるところ、

割れるような歓声…

そして、表彰台で、満面の笑顔で金メダルを受け取る自分の姿…

本番は明日。自分らしい滑りをしてくれることを願っています。

フレー、フレー、愛子!

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うまく行っている会社には理由がありました。
仕事を通じて過去に数百社を見てきて私たち。上手くいっている会社には、共通の理由がありました。
それは「最高のチームをつくる」ことに時間とエネルギーが費やされているということ。言い換えると「No.2の育成」が、しっかりと行われていたのです。

私たちは、経営者の右腕になる「No.2」を育てることを専門としたコーチング技術で、経営者が「やりたい仕事」に専念できる組織づくりを支援しています。

そして、ナンバー2の育成を通して、経営者をはじめ全社員が目を輝かせながら働く元気な会社を1000社誕生させます。

CAPTAIN No.2 浅見広明