月別アーカイブ: 2009年4月

【コーチング】帝京高校サッカー部 9回の全国優勝の秘密

みなさん、こんにちは。

No.2育成専門コーチの浅見広明です。

昨日は、朝6時から浦安市倫理法人会のモーニングセミナーで、元帝京高校サッカー部監督、古沼貞雄さんの講演をお聴きしました。

古沼監督は、サッカーの名門、帝京高校を9回連続全国優勝に導いた名将です。サッカーのチームマネジメントのご経験から、仕事に活かせる気付きをいくつも得られた素晴らしいお話しでした。

その中でも一番心に残ったのが、「跡目をする」「周り目をする」という躾けの教えです。
その躾けは、自分の跡を見る、自分の周りを見る、ということでした。

古沼監督は、合宿の帝京高校生にこのようなことを教えたそうです。

・寝床を見る
・トイレの始末をする
・出されたものは残さない
・みんな一緒にごちそうさまを言える食べ方
・風呂の入り方(湯船に垢を浮かせない、湯を減らさない)

「寝床を見る」というのは、自分が起きたあとの寝床や布団をきれいに片付けるという躾け。
皆さんは出張で泊まったホテルを出るとき、一晩お世話になった部屋のベッドの状態を振り返っているでしょうか?

「トイレの始末をする」というのは、自分たちが使うトイレをキレイに掃除すること。
私は入ったときよりキレイにして出てくることを心がけています。

「出されたものは残さない」のは食事の礼儀ですね。

「みんな一緒にごちそうさまを言える食べ方」というのは、人より先に食べ終えてしまったり、一人だけいつまでも食べていることがないように、周りの食事の進み方を見ながら合わせるようにする、という躾け。
お店で食事をするとき、頼んだ料理が全て同時に出てくるわけではありませんよね。自分の頼んだものが出てきたからといって、黙って先に手を付けるのは失礼。他の人の分も出てくるまで箸を付けないというのが礼儀だと思いますが、これが出来ない大人が多いですね。

「風呂の入り方」は、帝京生が入った後のお風呂には垢も浮いていないし、お湯も減らさない。そう指導されたそうです。
130人もの高校生が入浴して、この状態が保たれているのはすごいことで、これは高校生の合宿を引き受ける宿のご主人方の間で語られて、「帝京伝説」になったようです。
もちろん、監督の教えを忠実に守る先輩がいて、後輩を指導し続けたからこそ伝説が守られたのでしょう。

合宿の夕食では鍋が出ることが多く、3日に一度はすき焼きが出たそうです。5人くらいの生徒が一つの鍋を囲んで分け合うのだそうですが、もちろん食べ放題ではありません。
限られた肉と野菜を分け合うのですが、食べ盛りの高校生ばかり、しかも一日中練習して腹が空いているわけです。
体育会では上級生が威張っていて、下級生は理不尽な扱いに涙するものですが(私も体育会出身なのでよくわかります)古沼監督が指導した帝京生は、違ったようです。
合宿のすき焼きの肉を試合に出ない3年生が「お前ら試合に出るんだから肉、食えよ」と自分たちの肉を試合に出るレギュラー2年生に譲るのだそうです。

そんな先輩に支えられた2年生はめちゃくちゃ頑張ったに違いありません(笑)

このような礼儀を教え、躾けをし、当たり前のことを当たり前にやる習慣が、選手の人間力を高め、9回もの全国優勝という偉業につながったのでしょう。

人材教育業に携わるものにとって、躾けの大切さを改めて感じたさわやかな朝でした。

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うまく行っている会社には理由がありました。
仕事を通じて過去に数百社を見てきて私たち。上手くいっている会社には、共通の理由がありました。それは「最高のチームをつくる」ことに時間とエネルギーが費やされているということ。言い換えると「No.2の育成」が、しっかりと行われていたのです。

私たちは、経営者の右腕になる「No.2」を育てることを専門としたコーチング技術で、経営者が「やりたい仕事」に専念できる組織づくりを支援しています。

そして、ナンバー2の育成を通して、経営者をはじめ全社員が目を輝かせながら働く元気な会社を1000社誕生させます。

CAPTAIN No.2 浅見広明
 

【QOLを高める】無条件の感謝(その2)

 みなさん、こんにちは。

No.2育成専門コーチの浅見広明です。

私には普段から大切にしていることとして、「無条件の感謝」という自分に対する一種戒めのような言葉があります。
以前ブログでもご紹介したことがあります。

この話をよくセミナーや研修の導入部分でするのですが、この言葉を聞いた人は「無条件…って、何?」って言う顔で聞いています。

無条件も感謝も誰でも知っている言葉ですが、「無条件の感謝」という組み合わせになると、「?」マークが聞いている人の頭の中に浮かんでいるのが、ありありと感じられます。

改めて無条件の感謝を説明する前に、私たちが普段感謝しているときは、どんなときなのかをありありと思い出してみましょう。

それは、人からなにか親切にしてもらったときかもしれないし、助けてもらったときかもしれません。仕事を下さったお客様に感謝するのも当然だと思います。

では、それをしてもらえないときはどうでしょう?

人から親切にされなかったり、助けてもらわなかったら感謝しない、というのだと、あなたの感謝は「条件付の感謝」かもしれません。

一方で、人からお叱りを受けたり、苦情を受けたときにはどうでしょうか?
相手の方にはどんな気持ちで接しているでしょう?

…..

実は、私の「無条件の感謝」のポイントがここにあります。

私を叱ってくれる方、苦情をおっしゃってくださる方は、私の至らなさを気付かせてくださる方々であり、そのメッセージには、私を成長させてくれるネタが隠れています。
しかも、タダでそれを教えてくださっているわけです。私が望む方法でそれを教えてもらえるワケではないのですが、それは私自身に問題があるから。
だからそれらを引き寄せるのです。

こう考えると、叱責や苦情ほどありがたいメッセージはないわけで、それを私に気付かせ成長させてくださる人たちに、感謝するのは当然です。その方々のお言葉は耳に痛いかもしれないし、胸にグサッと刺さるのですが、「ありがとう」の心でそれを受け止めると、それらを自分の成長のキッカケに変えられるのです。

叱ってくれる方、苦情をおっしゃる方にも感謝する。

これが、「無条件の感謝」です。

私が、こんな気持ちを持てるようになったのは、足の甲を骨折したことがキッカケでした。
まぁ、骨折といっても甲の骨ですから(笑)入院はしませんでしたが、松葉杖の生活を余儀なくされました。
たいした怪我ではないし、痛みもたいしたことはないのに、体が自由にならない。
それまで、点滅し始めた横断歩道の信号を渡ることはなんともなかったのに、それが出来ない。
電車に駆け込み乗車することも(本当はイケナイのですが)、発車しそうなバスを捕まえることも…

当たり前に出来たことが、ほんのちょっとしたことで出来なくなってしまったことで、気付きました。

「当たり前でいることって、本当はありがたいんだ!」と。

もしかしたら、奇跡的な確立で、当たり前の状態が保たれているかもしれないのに…
しかも、それを保ってくれている社会のシステムを支えてくれている人たちがいるのに…

当たり前のことを、当然のこととして受け取るばかりで、感謝することもなく、
それらがちょっと満たされないだけで、不満になっている自分に気付いたからです。

それからです。
当たり前のことに感謝できるようになったのは。

そして、私が「無条件の感謝」を自分に命じているもう一つの理由があります。

正直に言うと、まだまだ私は条件付の感謝しか出来ないときがあると感じるからです。。
本当に、無条件になんにでも感謝できるようになったとき、この戒めの言葉は私に必要なくなります。
まだまだ「条件付だな~」と思って、「感謝、感謝…」と思いなおせるのも、この戒めの言葉があるからだと思っています。

この骨折事件は、これ以外にも私に「人として大切なこと」に気付かせてくれました。

そのキッカケを作ってくださったA社のYさんにはとても感謝しています。
もちろんYさんのせいで骨折したのではありませんヨ(笑)

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うまく行っている会社には理由がありました。
仕事を通じて過去に数百社を見てきて私たち。上手くいっている会社には、共通の理由がありました。それは「最高のチームをつくる」ことに時間とエネルギーが費やされて

いるということ。言い換えると「No.2の育成」が、しっかりと行われていたのです。

私たちは、経営者の右腕になる「No.2」を育てることを専門としたコーチング技術で、経営者が「やりたい仕事」に専念できる組織づくりを支援しています。

そして、ナンバー2の育成を通して、経営者をはじめ全社員が目を輝かせながら働く元気な会社を1000社誕生させます。

CAPTAIN No.2 浅見広明

【QOLを高める】拭き掃除で発見した感謝の気持ち

みなさん、こんにちは。

No.2育成専門コーチの浅見広明です。

3月の末にテルミさんの朝礼を見学させてもらってから、仕事の前に掃除する習慣がつきました。
本当です(笑)

出張で出かける日以外は事務所の掃除機掛けと、拭き掃除をしてから仕事にかかります。
特に私の意識を変化させているのが拭き掃除です。

固く絞った濡れ雑巾で、机や椅子(もちろんウラも、詳しくは4月7日のブログをご覧下さい)、OA機器や本棚などなど…
おおよそ目につくところを拭いていきます。そして、完璧にやり遂げようとしません。完全にキレイにしてしまうと、次の日に力が抜けてしまい、毎日継続しないからです。
なので、あらかじめ時間を決めておいて、その時間になったら途中でも止めてしまいます。
調子がいいときに中断すると、潜在意識はまだやり続けたいものですから、また掃除が無性にやりたくなるのです。これが習慣化を自動的に後押ししています。

ノッているときに中断すると、私の潜在意識は一日中掃除するところを探しているらしく、仕事中にトイレに行ったときについ掃除をしてしまうことすらあります(笑)
また、ホコリがたまりやすいところに目がいくようになっていくのも感じます。2-3日間が空くと、ホコリがたまっているのにも気づける敏感さを取り戻しました。

以前は、事務所の拭き掃除なんて季節の変わり目にする程度で、ホコリがひどかったら毛ばたきで払う程度(それではかえってホコリを広げているだけ)でした。
その頃に比べると格段の進歩です。
机を離れるときには、机の上を片付けるようになりましたし、それによってちょっとした仕事を先延ばしにしないように仕事のやり方自体が変化してきたように思います。
効率よく拭き掃除をするためには、モノを机や棚の上に置かないことが大事。
それにも気づけます。
机の上を片付けるのを目的にすると、なかなかヤル気が出ないものですが、今の私は効率よく拭き掃除をするために、自然と片付ける行動になっています。

拭き掃除の効用はまだあります。
仕事を始める前に感謝の気持ちで心が満たされ、仕事のヤル気がアップするのです。

拭き掃除をしてあげると、OA機器などは見る見るきれいになって、買ったときの姿を取り戻します。1日拭かないと、静電気でホコリを吸っているのがわかるようになります。OA機器を拭いていると、彼らのおかげで自分が仕事が出来ていることが実感できるようになります。

普段単なるモノとして接していた彼らは、私の仕事を支えてくれる大事なパートナーだったのです。パートナーは邪険に扱えません。
だから毎日拭いてあげようという気持ちになるし、異常があったら気づけるし、早めに手が打てる。
私の場合はいつのまにかプリンタやディスプレイを拭きながら「ありがとう」と感謝の気持ちで一杯になっている自分がいることに気づきました。掃除機を掛けているときには感じなかった気持ちです。
やはり、雑巾で拭くというのがよいのでしょう。

5Sに取り組んでいる会社は多いと思いますが、掃いたり掃除機を掛けたりするだけでなく、拭き掃除や磨いたりする作業を入れると、会社の設備や備品を大切にする心が社員の間に育っていきますよ。
仕事の場ではクライアントさんにお薦めしていることですが、私自身の経験からもこれは断言できます。

ぜひお試しください。
「拭き掃除」

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うまく行っている会社には理由がありました。
仕事を通じて過去に数百社を見てきて私たち。上手くいっている会社には、共通の理由がありました。それは「最高のチームをつくる」ことに時間とエネルギーが費やされているということ。言い換えると「No.2の育成」が、しっかりと行われていたのです。

私たちは、経営者の右腕になる「No.2」を育てることを専門としたコーチング技術で、経営者が「やりたい仕事」に専念できる組織づくりを支援しています。

そして、ナンバー2の育成を通して、経営者をはじめ全社員が目を輝かせながら働く元気な会社を1000社誕生させます。

CAPTAIN No.2 浅見広明

【コーチング】ゆとり教育世代の新入社員たち

 みなさん、こんにちは。

No.2育成専門コーチの浅見広明です。

4月2日以降、新入社員研修の仕事であちこち出張しています。昨日から川崎のホテルに泊まりこみ、明日を一区切りにし、1日おいてまた出張。週末まで研修が続きます。
今年は4年制大学を卒業したゆとり教育世代が社会に出る最初の年だといわれています。
以前からゆとり教育世代の学生については、懇意にしている大学の先生方から、基礎学力が低い、コミュニケーションの意欲が乏しい…などあまり芳しくないお話しをお聞きしていました。
それゆえ、研修が始まるまで講師側としても若干の不安がありました。例年通りの関わり方が通用するのかどうかがわからないからです。

私の私見ですが、10日近く彼らと付き合ってみて感じた印象をお伝えします。

今年の新入社員は、素直でおとなしい。そして反応に乏しい。
一言で言うとそんな感じです。

具体的に言うと、指示・命令には素直に従います。
一方、自主的に自分からなにか仕事を探して、それに取り組んだり、役割を与えて下さい、と申し出てくる積極的な新入社員がいません。
研修開始前に私が資料の配布準備で忙しそうにしていると、例年は「お手伝いしましょうか?」と声を掛けてくる新人が必ずいて、一人やりだすと周りも自然と自主的に行動するようになっていくのですが、今年はそういった反応がありません。

そして、自分の考えを積極的に表す人が少ないように感じます。
指名して意見や感想を聞くと、ちゃんと応えます。だから考えがないわけではない。積極的に手を上げて発言するということに、どうも抵抗があるようです。
手をつないで全員で徒競走でゴールする、なんていう教育の影響なのでしょうか?どうも周囲の顔色を常に気にするようです。
よい側面を上げれば、協調性がある、ということです。

また、研修の区切りでわかったかどうかを尋ねても、うなずくわけでも、返事をするわけでもなく、反応がありません。
わかったかどうか返事をしなさい、といわれれば「はい」、「いいえ」とキチンと反応します。
このため、人から説明を受けたら、「はい」、「わかりました」と必ず言うように、と最初からしつけている会社もあります。

しかし、そんな新人さんたちも、「自分の意見があったら積極的に発言してよい」、「人前で自分の意見を堂々と述べるのはよいことだ」、と教えていくと、徐々に積極的に変わってきます。

大切なのは、「なぜ返事をしない!?」、「なぜ自分の意見を言わない!?」と彼らの姿勢を否定して、それを変えようとしないことです。
彼らは「教わっていないだけ」なのです。
私たち大人の価値観では当たり前のことが、ゆとり世代の彼らにとっては、どうも当たり前ではないようなのです。

一方、彼らは今までの世代にはない、素直さを持っているように感じられます。
この素直さをうまく引き出せれば、ゆとり教育世代の新入社員教育も上手くいくと思います。

これから12年の間、ゆとり教育世代の人材が毎年社会に出てきます。
その人材を避けて採用することは出来ません。上手くつきあって、彼らのよさを早く引き出した者勝ちです。
そうすれば素直な彼らは、強力な戦力になることでしょう。

そのためには、彼らを変えようとする考えをやめて、彼らを教育する「私たち」から先に変わる柔軟性を持ちましょう。
意見を言わない彼らには、「なぜ言わない?」と問い詰めるのではなくて、「意見があったら堂々と言ってよい」とOK出しをしてあげましょう。

やってよいことを教われば、彼らは素直に従います。
そして、徐々に自律的に行動を起こしていくはずです。

徐々に、ゆっくりと彼らのペースにあわせることも大事です。

あせってはいけません。
私もあせらず、受講生と付き合っています(笑)

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うまく行っている会社には理由がありました。
仕事を通じて過去に数百社を見てきて私たち。上手くいっている会社には、共通の理由がありました。それは「最高のチームをつくる」ことに時間とエネルギーが費やされて

いるということ。言い換えると「No.2の育成」が、しっかりと行われていたのです。

私たちは、経営者の右腕になる「No.2」を育てることを専門としたコーチング技術で、経営者が「やりたい仕事」に専念できる組織づくりを支援しています。

そして、ナンバー2の育成を通して、経営者をはじめ全社員が目を輝かせながら働く元気な会社を1000社誕生させます。

CAPTAIN No.2 浅見広明

【No.2育成】朝礼で作られる習慣と心のあり方

 みなさん、こんにちは。

No.2育成専門コーチの浅見広明です。

先日、盛和塾でお世話になっている不動産管理会社テルミさんの朝礼を見学してきました。
テルミの朝は早いです。6時半頃から徐々に社員の方々が事務所に出勤し始めます。定時は8時からなのですがそれまでの時間、事務所と近所の掃除を行います。しかも素晴らしいことは、このお掃除が社員への強制ではなく、ボランティア活動として自主的に毎日行われているものだということです。私もこの掃除から体験させていただきました。

印象的なのは、次々に出社してくる皆さんが、アイコンタクトしながら立ち止まって「おはようございます!」と元気に挨拶してくださるのです。しかも笑顔で。

それから、掃除が始まります。濡れ雑巾を使って社内の備品や窓など、目に付く部分を拭きます。毎朝やっているのでホコリもたまりません。テルミでは就業後帰宅するときに、椅子を机の上に逆さにして帰るルールになっています。これを見たときに私は、机の上をキチンと片付けて帰る習慣をつけるのによい方法だなと感じました。床の掃除機も掛けやすいし、とそれくらいにしか思わなかったのですが、テルミでは椅子の裏側や足の裏、キャスターまでひとつづつ濡れ雑巾で拭きます!(驚)
ところが、やってみると結構楽しい。

一通り事務所の掃除が終わると、今度は近所の道路と公園のゴミ拾いです。私はゴミ拾い活動のお手伝いをやっているので、これはお手の物だったのですが、テルミの皆さんが毎日やっているためほとんどゴミは落ちていません。しかしそこでゴミを探して拾うという意識が生まれ、普段の仕事でも自立的に行動し、万一のときも異常をいち早く発見できる人材を育てる機会になっているようです。

そして朝礼。会社の理念の唱和などを行い、会社で一番大切なことを体にしみ込ませる機会になっています。グループ毎の朝礼では、今日一日の目標を一人ずつ話します。企業理念に照らし合わせて、どんなことに気をつけたいか、などを一言話すのが一般的だと思いますが、テルミさんは違います。今日一日どんな仕事をやるかをグループメンバーの前で一人ずつ話すのです。もちろん社長の高田さんも話します。私もそのときは突然振られて当日やるつもりだったことをお話ししました(笑)。人前で自分の今日一日の目標を話す。それだけで、自分の一日の仕事のコミットメントが高まるのを感じました。

この習慣は、当日朝の段階で今日の仕事で何を、どういう順番でやる、ということが決まっていないと話せません。つまり、朝礼までに今日の仕事の段取りについて、社員の皆さんが必ず考えているということです。おそらくは前の晩帰るときに翌日にやることを決めているのでしょう。
そして、経営者側にとってみれば、社員の仕事の様子はどうか、体調はどうか、心の状態はどうかなどを感じ取る機会でもあります。感じることがあれば、迅速にフォローが出来るので、後手に回ることも避けられます。

仕事の計画を事前に立て、毎日それにそって仕事をするということは経営者の方々にとってはあたりまえの習慣の一つだと思いますが、若手の社員の方々にとってはなかなか習慣になりづらいものです。仕事の計画がないと、入ってきた仕事に反応するように仕事をしてしまうクセがついて、忙しく仕事をしているように見えても、効率があがらなかったり、いつのまにか仕事に追われたりするものです。

コーチングでも、「時間がない」というクライアントさんには、仕事の計画を立ててそれに沿ってやることを勧めますが、ほとんどの方が「忙しくて計画を立てるのに使う時間なんてない」と、やりません。本当は、忙しいからこそ計画を立ててその通りにやることに意味があるのですが、一度ついてしまった仕事の習慣はなかなか変えられないのです。
実際、テルミ社員の皆さんを見ていると行動にムダがなく常にキビキビしていて、次にやることが全て決まっているように見えます。そのように見えるのも、朝の朝礼の効果でしょう。

テルミさんの朝礼は、盛和塾に入塾すると見学させてもらうことができます。

今日のブログでピンと来た方は、ぜひお問い合わせ下さい。

お問い合わせ先
CAPTAIN No.2 浅見広明まで
info@coaching-for-no2.com

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うまく行っている会社には理由がありました。
仕事を通じて過去に数百社を見てきて私たち。上手くいっている会社には、共通の理由がありました。それは「最高のチームをつくる」ことに時間とエネルギーが費やされているということ。言い換えると「No.2の育成」が、しっかりと行われていたのです。

私たちは、経営者の右腕になる「No.2」を育てることを専門としたコーチング技術で、経営者が「やりたい仕事」に専念できる組織づくりを支援しています。

そして、ナンバー2の育成を通して、経営者をはじめ全社員が目を輝かせながら働く元気な会社を1000社誕生させます。

CAPTAIN No.2 浅見広明